こんにちは、ごしぷろです。
私は起業を目指してリクルートに新卒入社した営業マンです。
この記事では、本来の意味のキャリアアップについて、私なりの考えを話したいと思います。
「大企業に転職する」、「新しいスキルを身に付ける」ことがキャリアアップだと思っている方に読んで頂きたいです。
Contents
キャリアとはなにか
そもそも、キャリアってなんでしょうか。
私は大学の教授にこう教わりました。
「キャリアとは生き方のことだよ。元々の語源は轍(山道を歩いた馬の足跡)から来ているんだ。これまでの、そしてこれからつけるであろう足跡とイメージすると分かりやすいね。」
なるほど、ちなみにキャリアの語源を調べてみました。
もともと、「キャリア」の語源になったのは、ラテン語の「carrus(車輪の付いた乗り物)」であると言われており、それが後にイタリア語(carriera)、フランス語(carriere)となって、レールコースを意味するようになりました。 つまり、車輪の通った跡(轍・わだち)を意味しています。
学芸カフェテリアより引用
車が開発される前は馬が乗り物だったので、教授の仰ってた事と同じですね。
キャリアとは「足跡」である

キャリアとは自分が生きて歩いてきた軌跡なのです。
もちろん、これから歩む道もキャリアです。
そして歩むということは、その先に目的地があるということです。
本来は、自分の目的に向かって歩むことがキャリアですが、近頃では間違った使われ方をしているように感じます。
また、世間がそれに気づいていない、当然のように認識していることにも違和感を覚えました。
キャリアアップ=転職という風潮について

皆さんはキャリアアップ=転職という最近の流行りについてどう思いますか?
私は少し違和感があります。
なぜなら、どの転職サイトを見ても「今よりいい会社に転職すること」をゴールとしているからです。
言い換えると、自分のやりたいことが会社という組織の枠組みでしか実現できないと言っているようなものです。
しかし、本当にそうでしょうか?
飼い犬と長閑に生活することや世界中を旅すること、起業して自らでビジネスを立ち上げるなど、人は様々な目標や夢を持っています。
そうした各々の人生の目標に向けて、自分なりに歩んでいくのがキャリアアップなのではないでしょうか。
にもかかわらず、キャリアアップを「今よりいい会社に転職すること」と定義づけた広告で溢れているのは、息苦しい世界と感じざるを得ません。
本来の意味から明らかに逸れていますからね。
転職サイトを真っ向から批判している訳ではない
先に言っておきたいのが、転職サイトそのものを批判している訳ではないということです。
転職サイトのビジネスモデル上、転職してくれないとビジネスとして成り立ちませんからね。
人が多く転職すればするほど儲かるわけですし、そこを否定するつもりは全くないです。
実際、このブログでも転職についての記事がたくさんありますし、私自身も転職自体は生活を変える手段の1つとして良いものだと思っています。
しかし、転職をゴールにすることに疑問を抱いてほしいのです。
なんのための転職か、先を見据えて考えること

年収アップ・新しいスキルを身につけたい、今の仕事に将来性を感じないなど様々な理由で転職する方がいます。
それ自体は素晴らしいことですし、いい意味で自分の現状を変えたいという気持ちは大切です。
しかし、自分なりの目標を見つめなおし、転職という選択肢がマッチしているか確認することが必要なのです。
なぜなら、転職がかえって人生の遠回りになる可能性もあるからです。
例えば、「独立すること」が将来の夢にも関わらず、大手企業に転職するのはほとんどのケースにおいて間違いです。
なぜなら、大手企業の社員はビジネス全体の一部しか担えないし、クライアントも会社の商材あってこそのクライアントであって、属人的ではないからですね。
ようするに、独立するに必要な経験や人脈を得られないのです。
この方に関しては、大手企業に就くよりもベンチャーに転職するか、フリーランスになるか、今の職場に居続けながら個人でアウトプットする方が最適なのです。
ちなみに、個人でアウトプットすることの大切さはこちらの記事で詳しく解説しています。
もう1つ例を出します。
ある女性が将来良い旦那さんと結婚して、幸せな家庭を築きたいとします。
この女性が年収アップのために転職するのは、間違いであるケースが多いです。
なぜならほとんどのケースにおいて、年収アップする企業は今より激務になるからです。
そうすると今より婚活に時間を割けなくなり、夢から遠ざかりますね。
この場合、女性は婚活する時間を増やす為に、今よりワークライフバランスの整った環境に身を置く方が最適です。
そうなると、仕事において上を目指す必要はあまりないのです。
寧ろ年収が下がってでも、婚活に時間を割くため、仕事に縛られない環境に身を置くべきでしょう。
貯金があるなら、転職せずに一旦仕事をやめて、婚活に専念するという考えも大いにアリなのです。
これらのように、自分の将来の夢・目標がなんなのかしっかり考えた上で、転職という選択をしてほしいのです。
そうしないと

このように行先の分からない足跡をつけることになりますからね。
最後に:若いうちに自分なりの目標に向かいましょう

若い時間は有限です、そして可能性に満ち溢れています。
若いうちにいくら失敗したところで、頑張れば人生どうにでもなるのです。
私の直属の上司は、30歳までニートをしていましたが、そこから契約社員でリクルートに入社し、10年間で本部長まで出世しました。
年収でいうと2000万前後です。
このように30代で挽回できるケースはいくらでもあるので、20代は世間や親の言うことよりも自分を信じて歩んでください。
その上で転職という選択肢が必要なら、それはすべきでしょう。
事実、私も将来の夢に向けてある職種への転職が必要なので、年内にするつもりです。
「大企業が安泰」、「企業に属していないとダメ」、「これからはエンジニアのスキルがないと生きていけない」などの声にも惑わされないでください。
全部でたらめですし、それに従ってあなたが幸せになる保証なんてどこにもないですから。
しっかり自分で考えて、自分という船の舵を切って目的地に進んでください。
それでは!
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